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詳細商品情報

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低温/高温環境対応(産業用)PoE+ アンマネージド・スイッチ

Extended Temp' Industrial Power-over-Ethernet-Plus Unmanaged Switch #

SISTP1040-382B-LRT

昇圧回路搭載モデルのPoE15.4W/PoE+30W給電スイッチSISTP1040-382B-LRTは、ギガビットのHUBと少ないポート数でパワーオーバイーサネット給電ポートの提供も可能な低温&高温環境に適した産業用環境向け8ポートスイッチです。

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メーカー
ラントロニクス社
保証・保守
5年間・センドバック
製品名称/型番
SISTP1040-382B-LRT
寸法/重量
幅44mm×奥行130mm×高さ135mm
電 源
別売:産業用電源(25079推奨)

ポート数

10/100/1000Base-TPoE+SFPPSE(W)
882120W迄
製品説明

このスイッチは、IEEE 802.3atおよびIEEE 802.3afに準拠する、非管理型のギガビット・イーサネット強化PoE+スイッチです。スイッチには、8つの10/100/1000Base-T PoEプラス・ポートと2つの100/1000デュアル・スピードSFPスロットがあります。 車両、工場、ソーラーシステムなどの多くの分野では、PoEデバイスに対して52〜57ボルトの標準的な電源入力要件がありません。SISTP1040-382B-LRTは直流電圧昇圧回路(ブースター技術)を搭載して、ユーザーがDC12Vまたは24Vの電源入力でPoE給電(50V~)を提供できるようにした製品です。入力される電圧に応じて、DC24V入力時、最大4ポートまでのIEEE802.3at規格の給電を合計120W(最大)まで供給できます。なお、昇圧回路の電圧範囲は48V~50V(最大は57V)にも対応しています。2つの光ファイバまたはカッパー用アップリンク・ポートをデイジーチェーンで使用して、ネットワークの信頼性を高めることもできます。冗長入力電源接続があり、-40℃~70℃の温度で安全で信頼性の高い動作を保証します。ラントロニクス社の強化されたスイッチは、工場の床、屋外のエンクロージャ、その他の危険な環境など、過酷な温度環境で確実に動作することが認定されています。

接続図・電源供給例

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機能説明
オートネゴシエーション および オートクロス

ツイストペア・ケーブル(銅線)をリンク時オートネゴシエーション信号により互いの通信規格を確認します。
1000Base-T 全二重でリンクできない場合、10Mbps または100Mbps で、半二重または全二重モードでリンクします。また、クロス接続が必要な場合(または逆)でもケーブル結線を変更することなく接続可能です。

PoEおよびPoE+機能

このスイッチはPoE/PDクラス0~4まで対応しております。15.4WまでのIEEE802.3af、および30WまでのIEEE802.3atに準拠しています。また、1ポートあたりの最大容量は30W(正確には34.2W)です。給電方式はデータと共用のタイプAに対応しています。
入力電圧24Vで運用する時、8ポートのうち4ポートだけ各ポート最大30W迄供給できますが、最大120Wであるため残り4ポートはPoE電力供給できないということにご注意下さい。フル240W使用できるモデルは、SISPM1040-382-LRTです。

DC12V入力時は802.3af準拠の1ポートあたり15.4Wであれば最大60Wまで電力供給できます。DC24VまたはDC48-57V入力時はPoE+(802.3at準拠)の1ポートあたり30Wの時、ポート合計最大120Wまで使用可能(同一電圧を2系統入力できるポートがあり、冗長電源構成が可能) 8ポートをフルで使用する場合、DC24/48Vであっても802.3af準拠の1ポートあたり15.4Wまでとなります。最大120Wは同じく。非管理型のため、使用している電力を加算していき、余っていれば残りのポートで利用可能ですが、SFPスロット上では供給できません。

省電力型イーサネット(EEE)

IEEE802.3az 準拠の省電力型イーサネット(EEE) 機能により、ポート1 の銅線側でデータを送受信していない状態を検知すると、自動的に電力消費を抑制します。

SFPスロットで利用可能な通信規格(100BASE-Xについて)

100BASE-FXまたは100BASE-BXが利用可能です。
全二重通信モード時にマルチモード最大2km、シングルモード最大20kmまで伝送でき、上りおよび下りの2本を使用する。光波長としてはマルチモード1300nm、2芯シングルモード1310nmとなっています。1芯WDMではセンター側からリモート側へ下り方向1310nm、上り方向1550nmに統一されています。100BASE-BXの「B」は、Bi-direction(双方向)の略で、1310nmと1550nmの異なる波長の光を用いることで、1芯光ファイバでの通信が可能となっている。伝送距離は10km~最大80kmまであります。また、波長を1490nm/1550nmに拡張した最大120kmの製品もあります。

SFPスロットで利用可能な通信規格(ギガビットSFPについて)

1000BASE-SX、1000BASE-LX、1000BASE-BXをサポートしています。
伝送路として光ファイバケーブルを2芯マルチモードを使用する。符号化方式は8B/10Bを使用する。波長は短波長の850nmが使われる。マルチモード光ファイバはコアおよびクラッド径が50/125μmであれば帯域500MHz/Kmとなるため最大延長550m、62.5/125μmであれば帯域160MHz/Kmとなるため最大延長は220mとなる。また、伝送規格上は1000BASE-LXとして規定されている1300nmの長波を使った拡張マルチモードではコア径に関わらず2kmとなっている。
1000BASE-LXは伝送路として光ファイバケーブルを2芯シングルモードを使用する。符号化方式は8B/10Bを使用する。波長は長波の1310nmが使われ、シングルモードによる最大延長距離は10kmである。また、規格上には定義されていないが、シングルモードの特性を利用し、1550nmの長波で伝送することで最大160kmまで延長することを実現している。
1000BASE-BXの「B」は、Bi-direction(双方向)の略で、センター側からは1490nm、ユーザ側からは1310nmと異なる波長の光を用いることで、光ファイバー1芯での通信が可能となっている。当初の策定された規格では伝送距離10kmで1000BASE-BX10-Dまたは1000BASE-BX10-Uと上りと下りで波長が異なることから名称も変わるようになっている。規格はSFPのものとして次第に拡張され、最大60kmのBX60や、上りのみを1550nmとした最大120km、さらに上りと下りを1590nm/1510nmと長波化されたものまである。いずれも利用する1芯シングルモード光ファイバが持つ特性により距離は減少することがあるので、リンク・バジェットなどから余裕を持って設計しなければならない。

共通仕様
仕様項目 内容
標準 IEEE802.3™, IEEE802.3u™, IEEE802.3ab,IEEE802.3z, IEEE802.3x, IEEE802.3af/at
必要な電源とPoEバジェットについて
  • DC48V入力時:802.3afでのみ使用する場合、全8ポートで最大15.4W利用可能
  • DC48V入力時:802.3atでのみ使用する場合、×4ポートで最大30Wが利用可能
  • DC24V入力時:802.3afでのみ使用する場合、全8ポートで最大15.4W利用可能
  • DC24V入力時:802.3atでのみ使用する場合、×4ポートで最大30Wが利用可能
  • DC12V入力時:802.3afでのみ使用する場合、×4ポートで最大15.4W利用可能
  • DC12V入力時:802.3atでのみ使用する場合、×2ポートで最大30Wが利用可能
  • 計算方法:802.3af/at混在使用時、先に使用した電力から順に残りの電力を使用できるため、各ポートのケーブルの長さ(電気抵抗)によっては、25.5WクラスのAPが3台(ケーブル含めても84Wの場合)と12.25W未満のaf受電デバイスが実際には省電力で10W程度で動作できる場合は、さらに3台の10Wのaf受電機器が接続できる場合もあります。但し、ご注意いただきたいところは、数年を経てから突然ケーブル長をジョイントで延長した場合などに延長ケーブル部分の電気抵抗により、より多くの消費電力となりますが、25.5W受電出来なくなり、1台のAPが電力制限モードになったり、AFの3台の供給電源にも影響が少なからずある可能性も出てきますので、後々のケーブル長さを変更することのないようにするか、常に余裕を持った電力設計を行うようにして下さい。
PD検出方法 オートセンスによる自動検出でPDクラスを0~4の判定を実施
底面のリセットボタン 電源をいれたまま、再起動ができる
消費電力 SISTP1040-382B-LRT:本体未リンク時=4W、フルロード時=120W
全TPポートリンクを仮定したもの(フルロード)。但しSFPポートは含まれない。TN社の光SFPであれば1ポートあたり0.66W追加が必要です。カッパーSFPの場合は1.0W必要ですので、各ポートで100m長で利用する場合は、許容諸費電力を越える電源が必要です。必要があれば事前貸出による動作検証を実施できます。
動作環境
  • 動作温度:-40℃~+70℃
  • 動作湿度:5%~95%結露無
  • 動作高度:0~3,000m
安全規格 EN60950、FCCパート15クラスA、クラス1ディビジョン2(C1D2)
マウントキット 3.5cm幅 DINレール対応 取付金具が標準付属, 壁取付金具WMBH-01は別売オプションです。
環境規制 ROHS2、WEEE 対応
認証 EN50121-4、EN50155(鉄道アプリケーション)、NEMA TS-2(交通管制システム)、IEC61850-3、IEEE1613(電力変電所)
保証期間 5年
LED表示機能
  • PWR 1 (電源): 点灯 = 第1電源接続時
  • PWR 2 (電源): 点灯 = 第2電源接続時
  • SYS (システム)点灯 = 管理機能使用可能
  • 1000M (TPポート)リンク時:緑点灯 または 10M/100Mリンク時:橙点灯、PoEステータス給電時:緑点灯
  • 1000M(SFP)リンク時:緑点灯 または 100Mリンク時:橙点灯、活性時点滅
パフォーマンス仕様
性能項目 SISTP1040-382B-LRT-C
データ転送能力 14.88Mpps
スイッチング能力 20Gbps
オーダー情報/本体製品型番リスト
製品型番 ポート構成
SISPM1040-384B-LRT-C (8)10/100/1000BASE-T PoE/PoE+(RJ-45)[100m], (2)100/1000 SFP(空き)
オプションSFP/SFP+モジュール
製品型番 製品概要
TN-SFP-LX1T 1000BASE-LX DMI機能付 1310nm (2芯シングルモードLC)[10km] 動作温度拡張モデル
TN-GLC-SX-MM-RGD 1000BASE-SX DMI機能付 850nm (2芯マルチモードLC) [550m] 動作温度拡張モデル
TN-GLC-SX-MM-2K-RGD 1000BASE-LX DMI機能付 1300nm (2芯マルチモードLC) [2km] 動作温度拡張モデル
TN-GLC-LHX-SM-RGD 1000BASE-LX DMI機能付 1310nm (2芯シングルモードLC) [40km] 動作温度拡張モデル
TN-SFP-LXB11T 1000BASE-SX 1310nm TX/1550nm RX (1芯シングルモードLC)[10km] 動作温度拡張モデル
TN-SFP-LXB12T 1000BASE-SX 1550nm TX/1310nm RX (1芯シングルモードLC)[10km] 動作温度拡張モデル
TN-SFP-OC3ST 100BASE-FX 1310nm (2芯シングルモードLC) [20km] 動作温度拡張モデル
TN-GLC-FE-100EX-RGD 100BASE-FX 1310nm (2芯シングルモードLC) [40km] 動作温度拡張モデル
関連製品リンク
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SFPトランシーバ

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産業用電源DC12/24V

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