低温/高温環境対応(産業用)レイヤー2 マネージド・スイッチ
Extended Temp' Industrial Layer2 Managed SwitchSISGM1040-284-LRT
ギガビット産業用マネージド・スイッチ SISGM1040-284-LRTは、定評のあるSISPM1040シリーズからPoE給電機能を削除し、管理機能を強化した産業用スイッチです。
- メーカー
- ラントロニクス社
- 保証・保守
- 5年間・センドバック
- 製品名称/型番
- SISGM1040-284-LRT
- 寸法/重量
- 幅62mm×奥行130mm×高さ135mm
- 電 源
- DC12~48V 推奨:産業用電源(25135など)
RJ-45ポート8ポート10/100/1000BASE-T
SFPスロット数4スロット100/1000
DINレール金具付属(DRBH-01)
壁取付金具別売(WMBH-01)
MTBF22年以上(75℃)
消費電力最大11W
省電力型イーサネット対応
IPv4/v6デュアル対応
製品説明
SISGM1040-284-LRTは、冬は零下マイナス40℃・夏は高温75℃になる防水ケース入りの環境でデバイスを接続するのに適したギガビット対応マネージド・スイッチです。 スイッチには24Gbpsのスイッチング容量があります。スイッチには、すべてのIPアドレス指定可能なデバイスの総合的な管理に必要な高度なツールを提供する組み込みのデバイス管理システム(DMS)ソフトウェアも含まれています。 独自のDMSは、システムインテグレータに対して全体的なコストの削減、ダウンタイムの削減、ネットワーク全体の管理の容易さを提供します。Lantronix(トランジション ネットワークス)社の強化された産業環境向けスイッチは、工場の床、屋外のエンクロージャ、その他の困難な環境で見られるような過酷な環境で確実に動作することが認定されています。
機能説明
このスイッチには、次のL2管理機能を搭載しております。
IEEE802.3xフローコントロール、IEEE802.3ad LACPおよびポート・トランク、IEEE802.1D STPおよびIEEE802.1w RSTP をサポートしています。 また、MSTP(Multiple Spanning Tree: IEEE802.1s)およびL2CP対応、セキュリティ機能搭載、IEEE802.1AB LLDP、IEEE 802.1P (Class of Service) QoS、IEEE802.1Q VLAN ID:1~4094、タグVLAN 最大4Kエントリー、QinQ および MACベース&ポートベースVLANをサポートしています。IGMPスヌーピング、GVRP(動的VLAN)、デバイス管理システム(DMS)、DHCPサーバー/リレー/スヌーピング対応、CONFIGのバックアップトリストア、Web管理機能、CLI/Telnet/SSH、SNMPv1/v2c/v3、IPv4/v6、Syslog、帯域幅プロファイル、PTP1588プロトコル対応
接続されたすべてのネットワーク要素のトータルな管理に必要な高度なツールを提供する新しいデバイス管理システム(DMS)ソフトウェアを通常のL2管理機能とは別に搭載しています。この付加価値機能は、ネットワーク全体のコストを削減し、ダウンタイムを短縮し、管理と保守を容易にするセキュリティ・インテグレータを提供します。
- 同管理サブネット内に限り、MACアドレスによる自動検出とネットワーク機器の可視化を行う (グラフィカル・トポロジー・ビューで自動構成されます)
- フロア図面(JPG)などを読み込み、フロア・ビューによる状態表示を生成可能(GPS対応)
- ケーブル診断機能(PHY Tester)およびIP診断機能によるトラブルシューティング可能
- データ・トラフィックのレポーティング機能(日/週/ポート/デバイス別)
100BASE-FXまたは100BASE-BXが利用可能です。
全二重通信モード時にマルチモード最大2km、シングルモード最大20kmまで伝送でき、上りおよび下りの2本を使用する。光波長としてはマルチモード1300nm、2芯シングルモード1310nmとなっています。1芯WDMではセンター側からリモート側へ下り方向1310nm、上り方向1550nmに統一されています。100BASE-BXの「B」は、Bi-direction(双方向)の略で、1310nmと1550nmの異なる波長の光を用いることで、1芯光ファイバでの通信が可能となっている。伝送距離は10km~最大80kmまであります。また、波長を1490nm/1550nmに拡張した最大120kmの製品もあります。
1000BASE-SX、1000BASE-LX、1000BASE-BXをサポートしています。
伝送路として光ファイバケーブルを2芯マルチモードを使用する。符号化方式は8B/10Bを使用する。波長は短波長の850nmが使われる。マルチモード光ファイバはコアおよびクラッド径が50/125μmであれば帯域500MHz/Kmとなるため最大延長550m、62.5/125μmであれば帯域160MHz/Kmとなるため最大延長は220mとなる。また、伝送規格上は1000BASE-LXとして規定されている1300nmの長波を使った拡張マルチモードではコア径に関わらず2kmとなっている。
1000BASE-LXは伝送路として光ファイバケーブルを2芯シングルモードを使用する。符号化方式は8B/10Bを使用する。波長は長波の1310nmが使われ、シングルモードによる最大延長距離は10kmである。また、規格上には定義されていないが、シングルモードの特性を利用し、1550nmの長波で伝送することで最大160kmまで延長することを実現している。
1000BASE-BXの「B」は、Bi-direction(双方向)の略で、センター側からは1490nm、ユーザ側からは1310nmと異なる波長の光を用いることで、光ファイバー1芯での通信が可能となっている。当初の策定された規格では伝送距離10kmで1000BASE-BX10-Dまたは1000BASE-BX10-Uと上りと下りで波長が異なることから名称も変わるようになっている。規格はSFPのものとして次第に拡張され、最大60kmのBX60や、上りのみを1550nmとした最大120km、さらに上りと下りを1590nm/1510nmと長波化されたものまである。いずれも利用する1芯シングルモード光ファイバが持つ特性により距離は減少することがあるので、リンク・バジェットなどから余裕を持って設計しなければならない。
このスイッチは、次に列挙するリング・ネットワークを構成することが出来ます。単一のRapid RingおよびRapid-Chainの設定は本体前面にある2つのDIPスイッチで簡単に設定できます。
- Rapid Ring
- Ring-to-Ring
- Rapid Chain(別名:Rapid Backup)
- ITU-T G.8031によるEPS (Ethernet Protection Switching)
- ITU-T G.8032によるERPS (Ethernet Ring Protection Switching)
本体前面にDI/DO用のターミナル・ブロックがあります。
デジタル入力端子とデジタル出力端子の両方を備えており、それぞれ独立したポートです。デジタル出力端子はドライ接点リレーとして利用可能で、デジタル入力端子(DI)は、外部のコレクタ回路を用いる方法であり、ノーマル時の入力レベルが高であるか、低であるかを設定できます。デジタル出力端子(DO)が、ドライ接点リレーとして、ノーマル・クローズまたはノーマル・オープンで利用できますので、アラーム時には、オープンまたはショート回路で動作することにより、回転灯などに動力を伝える役目になります。スイッチはL2管理ソフトウェアにて、WebGUIまたはCLIコマンドで、アラームを発生させるイベントを設定できます。
IEEE802.1X RADIUS 認証をサポート。RADIUS サーバとの連携により、スイッチにアクセスするユーザーに対して、高度な認証を求めることができ、強固なセキュリティを確保できます。TACASC+ 認証(Cisco Secure ACS 連携)サポート。また、管理機能はSSL/SSH 対応可。他にも、ACL、ARP インスペクション、IP ソースガード機能も搭載しています。
IGMP は、帯域幅を必要とするマルチキャストトラフィックをリクエスターだけに制限します。1024 のマルチキャストグループをサポートします。
マルチキャスト・ルータが存在しない場合にスヌーピングスイッチのレイヤー2 マルチキャスト・ドメインをサポート。マルチキャスト・ルータの負荷を軽減するためにIGMP パケットを積極的にフィルタリングするIGMPプロキシもサポート。マルチキャストVLANと呼ばれる専用の手動設定VLANが使用可能です。
仕様項目 | 内容 |
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標準 | IEEE 802.3, IEEE 802.3u, IEEE 802.3z,IEEE 802.3ab, IEEE 802.3x, IEEE 802.3ad,IEEE 802.1Q, IEEE 802.1p, IEEE 802.1w,IEEE 802.1s, IEEE 802.1x, IEEE 802.1AB,IEEE 802.3af, IEEE802.3at, IEEE802.3ah,IEEE 802.3ag, IEEE1588 v2,ITU-T Y.1731, ITU-T G.8031, ITU-T G.8032 |
必要な電源 | DC12V~48V(2系統の電源入力ポートがあり、冗長電源構成が可能) |
消費電力 | DC12/24V入力時10W(最大) DC48V入力時11W(最大) 全TPポートが100m接続と仮定したもの。但しSFPポートは含まれない。TN社の光SFPであれば1ポートあたり0.66W追加が必要です。カッパーSFPの場合は1.0Wは必要です。 |
動作環境 |
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MTBF |
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安全規格 | FCCクラスA、CEマーク、NEMA-TS2、IEC61850-3、IEEE1613、UL、クラス1ディビジョン2(C1D2) |
EMI規格 | CISPR22/EN55022、EN60950 クラスA、FCC クラスA、CE規格、CE EN61000-4-2、CE EN61000-4-3、 CE EN-61000-4-4、CE EN61000-4-5、CE EN61000-4-6、CE EN61000-4-8、 IEC 60068-2-6(振動)、IEC 60068-2-27(連続衝撃)、IEC 60068-2-32(自由落下) |
保証期間 | 5年 |
LED表示機能 |
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DIPスイッチ | 組合せにより、マスター/スレイブ設定やR-Ring フェイルオーバー設定などが可能で、デフォルトのon/onの時は管理画面でのみ設定が可能。 |
性能項目 | SISGM1040-284-LRT |
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データ転送能力(Mpps) | 17.856 |
スイッチング能力(Gbps) | 24 |
製品型番 | ポート構成 |
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SISGM1040-284-LRT | (8)10/100/1000BASE-T (RJ-45)[100m], (4)100/1000 SFP(空き) |
製品型番 | 製品概要 |
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TN-SFP-LX1T | 1000BASE-LX DMI機能付 1310nm (2芯シングルモードLC)[10km] 動作温度拡張モデル |
TN-GLC-SX-MM-RGD | 1000BASE-SX DMI機能付 850nm (2芯マルチモードLC) [550m] 動作温度拡張モデル |
TN-GLC-SX-MM-2K-RGD | 1000BASE-LX DMI機能付 1300nm (2芯マルチモードLC) [2km] 動作温度拡張モデル |
TN-GLC-LHX-SM-RGD | 1000BASE-LX DMI機能付 1310nm (2芯シングルモードLC) [40km] 動作温度拡張モデル |
TN-SFP-LXB11T | 1000BASE-SX 1310nm TX/1550nm RX (1芯シングルモードLC)[10km] 動作温度拡張モデル |
TN-SFP-LXB12T | 1000BASE-SX 1550nm TX/1310nm RX (1芯シングルモードLC)[10km] 動作温度拡張モデル |
TN-GLC-FE-100EX-RGD | 100BASE-FX 1310nm (2芯シングルモードLC) [40km] 動作温度拡張モデル |