製品説明

SGPATシリーズは、10/100/1000Base-T(RJ-45)から1000Base-SX/LXへのギガビット・イーサネット・メディアコンバーターで、RJ-45ポートを介してPoEまたはPoEプラス電力を供給しながら、様々なタイプのネットワークケーブル間の接続を簡単かつ手頃な価格で容易にします。SGPATメディア・コンバーターは、PSE（Power Sourcing Equipment）デバイスであり、光ファイバ・リンクを介し受信したデータとDC56V入力電力を組み合わせて、IEEE 802.3at PoEプラスに準拠しながら、ツイストペア・ケーブルを介して受電デバイス（PD）に電力とデータを同時に提供します。IEEE 802.3af PoE規格とも下位互換性があります。
コンバーターは、2ポート、3ポート、および4ポートバージョンでも利用可能で、PDシグネチャ・センシングおよび電力監視機能が含まれています。その他の機能には、過電流保護、不足電流保護、および障害保護入力があります。アクティブ・リンクパス・スルー（ALPT）機能がサポートされています。これは、コンバーターが受信の損失（障害）を検出できるようにするリンクパス・スルー（LPT）の有効化を自動化する事で、障害検知によるリンクダウンと初回設置時の個別ポート・リンクを自動で行うことで、設置時の未リンクトラブルを排除しながら、光ファイバ・リンクとカッパー・ラインのリンクが確立してから、自動的にLPT機能を有効化することで、機能の有効化を確実に行い、切断障害によるデータ損失を未然に防ぐことのできる画期的な機能です。
また、リンクパス・スルー（LPT）障害発生時には、電源を供給している無線APやIPカメラなどの電源リセットを自動化する事で、各PDの再起動を促進してフリーズなどが発生しないように、ユーザーがデバイスにアクセスするのを助けます。

このSGPATシリーズは、必ずしも同一型番で対向で使用する必要があるわけではありません。ほとんどの用途では、ネットワーク・コアスイッチから、リモートの対向先でPoE+供給が必要となる無線アクセスポイントやIPカメラの接続延長用として、利用するためにPoEのインジェクタが必要となるところにSGPATメディアコンバータを利用するというケースが最も多いはずです。100mを超えるリモート接続元のローカルPoE供給の必要のない方では、SGFEBシリーズのメディアコンバータと組み合わせて利用することが出来ます。

• DC56V出力電源アダプタは製品に付属しています（AC100V～240V入力対応/PSEマーク取得済）
• 最大2ポートまでのIEEE802.3at PoEプラス対応のP.S.E
• 標準温度（0℃～45℃）環境で動作、保証期間5年間
• 光ファイバ固定モデルあり：SCコネクタまたはLCコネクタ、オープンSFPスロットの3タイプ
• 3ポートバージョンは、（1ポート）RJ-45 PoE+ポートと（2ポート）オープンSFPスロットを提供し、デバイスは3ポートのスイッチとしてか、または冗長光ファイバ・リンクを備えたメディアコンバータとして構成できます。
• 冗長光ファイバ・ポートが有効である時、フェイルオーバー時間50ミリ秒で復旧します。
• 4ポートバージョンは、（2ポート）RJ-45 PoE+ポートと（2ポート）オープンSFPスロットを提供し、デバイスは4ポートのスイッチ（冗長光ファイバ・リンクの有無に関係無く）2つの独立したPoE+メディアコンバータとして構成できます。
• SFPオープン・スロットは、MSA（マルチソース・アグリーメント）に準拠していれば、100Base-FX、1000Base-XまたはSGMIIベースの通信規格のSFPモジュールを挿入して使用することが出来ます。
• リモート障害機能およびアクティブLPT、オートネゴシエーションと自動MDI/MDI-Xにそれぞれのポートが対応
• ジャンボフレーム対応
• レガシーPoEデバイスにも対応
• IEEE802.3az省電力型イーサネット対応
• 基本設定は本体搭載のDIPスイッチで設定可能
• RJ-45シリアルポートを介して、コマンドライン・インターフェースによる詳細設定ができます。
• 低温または/および高温環境のリモート接続先では、環境温度に適合したPoE/PoE+メディアコンバータがあります。SI-IESシリーズ製品はこちら。

関連製品リンク

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