製品説明

本製品「M/E-PSW-FX-02」ファミリは、10BASE-Tまたは100BASE-TXイーサネット銅線と100BASE-FX光ファイバ間を変換して延長伝送するミニチュア・スタンドアロン（単体）のメディアコンバータです。10Mの速度の場合、100M（正確には125Mbps）の光にブリッジすることから、 10/100ブリッジ・メディアコンバータと呼称します。これは、１つの10BASE-T/100BASE-TXのどちらかの通信規格を持つRJ-45ポートのツイストペア銅線ネットワークを2芯マルチモードまたは2芯シングルモード・光ファイバに変換して伝送します。あるいは、10/100のHUBやスイッチポートを光ファイバに変換して延長接続することができます。
2芯マルチモードでは最大伝送距離2km伝送可能です。光コネクタはSTまたはSCです。
2芯シングルモードでは最大伝送距離20km伝送可能です。光コネクタはSCのみです。
非管理方式のメディアコンバータですが、リピータではなくブリッジタイプであるためパケット・バッファを内蔵しており、一旦バッファに収めたデータを光に変換して伝送するため、パケットサイズに制限があります。また、先進機能としてオートネゴシエーション、オートクロス、およびファーエンドフォルト機能と自動リンク復旧機能を搭載しています。

ツイストペア・ケーブル（銅線）をリンク時オートネゴシエーション信号により互いの通信規格を確認します。100Mbps で、半二重または全二重モードでリンクします。オートクロス機能はRJ-45 ポートの送受信の割当（極性）を自動的に判断して接続する機能であり、ストレート・ケーブルまたはクロスオーバ・ケーブルであっても接続できます。設定は常に有効で、機能を無効化できません。そのため、対向のイーサネットデバイスもオートネゴシエーションが有効になっていないとならない点にご注意ください。

100BASE-TXポートのツイストペア・ケーブルまたは100BASE-FXポートの光ファイバ・ケーブルいずれかまたは両方のリンクダウンが発生したとしても、再接続するだけで本体の電源入れ直しをすることなく、自動的にリンクは復旧するようになっています。

ファーエンド・フォルト(FEF)機能は、IEEE802.3uで定義されたリモート・フォルト（Remote Fault）信号プロトコルを利用しています。光受信ポートのリンクが切断されると、コンバータは自動的にファー・エンド・フォルト信号を生成し、その信号を光ファイバの送信ポートから対向先に送信してから光送信信号をオフにします。なお、停止された光送信信号は、一定間隔をおいて再び送信を開始し、光受信ポートのリンクが復活するまで繰り返されます。

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