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2026年10月26日

株式会社ピーエスアイ

フィッシングサイトの早期発見と削除を加速する取り組みが示す実務ポイント

フィッシング対策は「見抜く」だけでなく「止める」段階へ

フィッシングは、偽サイトへ誘導して認証情報などを盗む手口です。メールやSMS、チャット経由で日常的に到達し、業種を問わず被害が発生しています。

近年は、見た目が精巧なログイン画面が短期間で量産されます。そのため、利用者の注意喚起だけでは限界があり、発見から削除までの速度が重要になります。

企業にとっては、自社ブランドの悪用による信用低下だけでなく、従業員の認証情報が盗まれた場合の不正アクセスにも直結します。平時の運用設計が差になります。

国内の官民連携組織が告知した「報告・削除」を競うイベントの狙い

国内のサイバー犯罪対策に関わる官民連携組織は、フィッシングサイトの報告数や削除数を競うイベントを11月4日に実施すると告知しました。第4回として継続開催されます。

趣旨は、フィッシングサイトの発見・報告を増やし、削除につながる対応を促すことにあります。競技形式を通じて、通報行動と連携を後押しする狙いが読み取れます。

フィッシングサイトは放置されるほど被害者が増え得ます。報告が集まれば関係者が動きやすくなり、結果として削除が進むという流れを強化する取り組みです。

企業が押さえるべき影響範囲と、削除につなげる実務的な対策

フィッシング被害は、個人のアカウント乗っ取りに留まりません。盗まれたID・パスワードが社内SaaSやVPNに使い回され、不正侵入の起点になることがあります。

また、自社名や自社サービスを装う偽サイトが出回れば、顧客対応コストや風評リスクも増します。経営層としては、被害の「発生確率」だけでなく「影響の波及」を前提に備える必要があります。

実務面では、発見から削除までの導線設計が要です。最低限、従業員が怪しいURLを見つけた際の社内窓口、外部への報告先、判断基準を整備しておくと初動が速くなります。

  • 社内の一次窓口と手順を明確化する:情シスやCSIRTに集約し、URL・画面キャプチャ・受信経路など必要情報を揃えてエスカレーションします。
  • 入力前相談の文化を作る:ログインを求めるリンクは慎重に扱い、迷ったら入力せず相談する運用を徹底します。
  • 認証強化と監視を組み合わせる:多要素認証、条件付きアクセス、異常ログイン検知を併用し、盗難情報の悪用を前提に防御します。

まとめ

ネットワークベンダーとして、PSIでは、フィッシング対策を「教育」だけに寄せず、検知・遮断・通報・削除の一連の流れを設計する多層防御を推奨します。

特に、侵入の入口になりやすい認証領域はゼロトラストの考え方で見直し、IDの悪用を前提にアクセス制御とログ監視を継続的に改善することが重要です。

加えて、組織内の通報導線を整備し、初動の迷いを減らすことが被害拡大の抑止につながります。平時に決めた手順が、緊急時のスピードを左右します。

会社概要

社名:株式会社ピーエスアイ(PSI)
所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿5丁目5-3 建成新宿ビル4階
設立:1994年
TEL:03-3357-9980
FAX:03-5360-4488
URL:https://www.psi.co.jp
事業内容:サイバーセキュリティ製品の販売および導入支援、運用サポート、ITコンサルティング

報道関係者様からのお問合せ先

株式会社ピーエスアイ
広報担当:内藤
電話番号:(03)3357-9980
Eメールアドレス:psi-press@psi.co.jp