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2026年8月07

株式会社ピーエスアイ

サイバー攻撃が物流停止に波及するリスクと事業継続の考え方

物流は「IT障害」がそのまま現場停止につながる

物流は受注、在庫、配車、輸送、納品がシステム連携で動きます。どこか一部が止まるだけで、現場の判断材料が消えます

その結果、車両が出せない、積み付け指示が出ない、伝票が作れないなど、デジタルの障害が物理の停止へ直結しやすい構造です。

さらに物流は多社・多拠点で成り立つため、単一企業の障害でも取引先へ遅延が波及します。サプライチェーン全体の問題として捉える必要があります。

国内物流関連企業で想定される「一社被害が全体停止」シナリオ

今回参照した解説では、特定の一企業へのサイバー攻撃を起点に、物流が止まる事態に至った事例が分析対象とされています。

元情報の範囲では、ランサムウェアやDDoSなど手口の特定、発生時期、影響範囲、復旧時間の詳細は示されていません。重要なのは「起こり得る連鎖」です。

基幹系や物流管理システムの停止は、機密性・完全性・可用性のうち特に可用性を直撃します。可視化・指示・記録が止まり、荷物の流れが詰まります

荷主、運送事業者、配送拠点、協力会社が同じデータを前提に動くため、一社の停止が全体の同期を崩します。復旧前でも影響が拡大しやすい点が要注意です。

企業が取るべき対策は「止まる前提」で設計する

まず重要システムの停止が、どの業務プロセスにどの程度影響するかを棚卸しします。影響の大きい順に復旧目標(RTO)を定めることが基本です。

次にバックアップと復旧手順を、机上ではなく運用で検証します。バックアップがあっても、復元に必要な権限や手順が不明だと復旧時間は伸びます

また、障害時に手作業で回す代替フローを準備します。配車や出荷指示、受領確認など、最低限の業務を継続するための帳票と連絡系統が必要です。

最後に取引先も含めた想定が欠かせません。自社の停止が相手の止まり方にどう影響するかを共有し、BCPにサプライチェーン前提の訓練を組み込みます

まとめ

ネットワークベンダーとして、PSIでは物流のリスクを「一社の障害が全体に波及する」前提で捉えることを推奨します。境界内の防御だけでは不十分です。

多層防御とゼロトラストの考え方で侵入を前提に設計し、重要系はセグメンテーションで影響範囲を限定します。可用性の確保を目的に優先度を付けます。

加えて、平時から復旧手順と代替運用を訓練し、取引先も含めた連携を整備することが重要です。止めない努力と、止まっても早く戻す設計の両立が要点です。

会社概要

社名:株式会社ピーエスアイ(PSI)
所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿5丁目5-3 建成新宿ビル4階
設立:1994年
TEL:03-3357-9980
FAX:03-5360-4488
URL:https://www.psi.co.jp
事業内容:サイバーセキュリティ製品の販売および導入支援、運用サポート、ITコンサルティング

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電話番号:(03)3357-9980
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