PSI CyberSecurity Insight
2026年7月22日
株式会社ピーエスアイ
会員制アプリを狙う大量不正アクセスと情報窃取のリスクをどう抑えるか
身近な会員サービスが攻撃対象になりやすい理由
会員制アプリやWebサービスは、個人情報と業務機能が集約します。攻撃者にとって、少ない突破口で大きな見返りが得られます。
特に店舗型サービスでは、アプリが会員管理や来店導線の中心です。停止や遅延が発生すると、現場オペレーションに直結しやすいのが大きなリスクです。
今回の報道は、単なる情報窃取だけでなく、業務妨害にもつながる点を示します。可用性と機密性の両面で備えが必要です。
国内店舗型サービス事業者で報じられた不正アクセス事例
報道では、国内で店舗型サービスを展開する事業者の公式アプリ用サーバーに対し、大量の不正アクセスが行われたとされています。
アクセスは約183回とされ、会員情報は約724万〜約725万件規模に及ぶ可能性が示されています。取得用プログラムが実行された疑いも報じられました。
また、攻撃への対応としてサービスの一部停止を余儀なくされたとされます。不正アクセス禁止法違反に加え、偽計業務妨害の観点でも捜査が進んでいます。
さらに、SNS上でつながった複数人物の関与が示唆されています。単独ではなく分業型で実行されると、検知や封じ込めが難しくなります。

情報漏えいとサービス停止を同時に防ぐための実務ポイント
まず、認証の強化と権限管理の見直しが基本です。多要素認証や不審端末検知に加え、APIの認可不備がないか点検が欠かせません。
次に、監視とレート制御を整備します。短時間の連続リクエストや異常な取得パターンを検知し、IP・アカウント単位で制限をかけます。
ログ保全も重要です。アプリ、API、認証基盤、WAF等のログを突合できる設計にし、改ざん耐性を持たせることで初動対応の精度が上がります。
利用者側も、パスワード使い回しの回避やログイン通知の活用が有効です。攻撃発生時に影響を最小化するため、周知と導線の用意が求められます。
まとめ
ネットワークベンダーとして、PSIでは、多層防御の前提で「侵入をゼロにする」より「侵入後の拡大を止める」設計を重視します。
具体的には、ゼロトラストの考え方で認証・認可を厳格化し、ネットワークセグメンテーションで重要系への到達を難しくする方針が有効です。
あわせて、監視とログの一元化により検知から封じ込めまでの時間を短縮します。可用性と機密性を両立させる運用設計が鍵となります。
会社概要
社名:株式会社ピーエスアイ(PSI)
所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿5丁目5-3 建成新宿ビル4階
設立:1994年
TEL:03-3357-9980
FAX:03-5360-4488
URL:https://www.psi.co.jp
事業内容:サイバーセキュリティ製品の販売および導入支援、運用サポート、ITコンサルティング
報道関係者様からのお問合せ先
株式会社ピーエスアイ
広報担当:内藤
電話番号:(03)3357-9980
Eメールアドレス:psi-press@psi.co.jp