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2026年7月21日

株式会社ピーエスアイ

サイバー攻撃が業績に直結する時代に求められる経営視点の備え

決算数字に表れる「サイバー起因の損失」

近年、サイバー攻撃は情報漏えいだけでなく、売上や利益に直結する形で顕在化しています。特に基幹システムの停止は、受注・出荷・決算など連鎖的な影響を招きます。

今回の報道は、国内大手の消費財メーカーで、攻撃に伴うシステム障害が通期業績に影響した点を伝えています。IT部門の課題にとどまらず、経営リスクとして扱う必要性が明確になりました

また、業績への影響を数値で示したことは、投資家や取引先への説明の観点でも重要です。復旧の遅れや代替業務の限界は、想定以上の機会損失につながり得ます

国内大手企業で報じられたシステム障害と収益影響

報道によると、国内大手の消費財メーカーは、前年に発生したサイバー攻撃に伴うシステム障害の影響を受けました。その結果、通期決算の発表が延期され、業績にも影響が出たとされています。

具体的な数値として、売上収益の減少や営業利益・純利益の大幅な減少が示されました。加えて、攻撃に起因する売上収益の減少が約700億円、システム障害関連費用が約170億円と報じられています。

一方で、侵入経路や攻撃者像、停止したシステム範囲、復旧に要した期間などは、提示情報の範囲では明らかではありません。事実として確認できるのは、攻撃がシステム障害を生み、財務影響が発生した点です。ここは事実を冷静に切り分ける必要があります。

経営・ガバナンスまで含めた実務的な対策ポイント

サイバー攻撃の影響が決算や対外説明に波及する場合、企業には事実に基づく整理と説明が求められます。特に、売上減や追加費用など定量影響を早期に把握できる体制が重要です。

運用面では、検知から封じ込め、復旧までの手順を定め、訓練で実効性を高めることが欠かせません。決算発表の延期に至った点からも、復旧プロセスと代替手段の整備が今後の課題になります。

技術面では、重要システムの優先度を明確にし、防御の強化と分離(セグメンテーション)を進める必要があります。加えて、事業継続計画(BCP)の観点で、決算・販売など重要業務のバックアップ手順を定期的に点検することが有効です。

まとめ

ネットワークベンダーとして、PSIでは、サイバーリスクをIT課題ではなく経営リスクとして扱う前提が重要だと考えます。平時から多層防御とゼロトラストの考え方を組み合わせ、侵害を前提に備えることが要点です。

また、業務影響を最小化するためには、重要領域のセグメンテーション(分離)と、復旧を中心にした設計思想が欠かせません。復旧時間の目標を定義し、訓練で達成可能性を検証する運用が必要です。

さらに、対外説明の観点では、影響範囲と再発防止の方向性を整理し、透明性を確保することが信頼維持につながります。技術・運用・ガバナンスを一体で改善する取り組みが求められます。

会社概要

社名:株式会社ピーエスアイ(PSI)
所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿5丁目5-3 建成新宿ビル4階
設立:1994年
TEL:03-3357-9980
FAX:03-5360-4488
URL:https://www.psi.co.jp
事業内容:サイバーセキュリティ製品の販売および導入支援、運用サポート、ITコンサルティング

報道関係者様からのお問合せ先

株式会社ピーエスアイ
広報担当:内藤
電話番号:(03)3357-9980
Eメールアドレス:psi-press@psi.co.jp