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2026年6月05日

株式会社ピーエスアイ

生成AIで開発が加速する時代に求められる脆弱性対応の内製力

開発スピードの向上が「見えない脆弱性負債」を生みやすい

生成AIの普及で、要件定義からテストまでの作業が高速化しています。リリース頻度が上がる一方、確認不足のまま欠陥が残るリスクも増えます

コード生成は効率を高めますが、入力条件や前提が不十分だと脆弱性が混入します。さらに攻撃者側もAIで探索や攻撃手順の自動化を進めています

この環境では、インシデント発生後に慌てて対処する形は不利です。日常的に発見し、短いサイクルで修正できる「迅速なセキュリティ対応」が重要です。

外部委託だけに頼れない、脆弱性悪用のスピード

脆弱性は公開から悪用までの時間が短く、スキャンやエクスプロイトが短時間で拡散します。クラウド利用やAPI連携の増加で、影響範囲も広がりがちです。

第三者診断は有効ですが、予約待ちや結果待ち、再診断待ちがボトルネックになります。緊急度が高い局面ほど、このタイムラグが事業リスクになります

レポートを受け取っても、開発側が背景を理解できないと再現や修正が進みません。診断を「イベント」で終わらせず、継続運用に落とす体制が求められます。

内製診断を機能させるための運用設計とトレーニング

内製化は外部委託の代替が目的ではなく、社内で一次対応できる状態を作ることが狙いです。軽微な問題を即時に潰し、外部の専門診断を重要領域に集中させます。

つまずきやすいのはツールではなく人とプロセスです。トリアージ(優先度判断)、誤検知対応、修正期限、例外承認の記録が曖昧だと運用は形骸化します。

生成AIの提案コードやパッチを採用するほど、人間側の検証力が問われます。入力検証、認可、セッション管理、エラー処理、ログ設計に加え、前提条件や副作用の点検が必要です。

  • 対象範囲を絞る:重要なWebアプリや個人情報を扱う領域から始め、成功体験を積みます。
  • 検出より修正の仕組み:優先度付けと期限、再発防止までを開発フローに組み込みます。
  • 共通言語を作る:診断担当と開発担当が同じ観点で「指摘→修正→再確認」を回します。

まとめ

ネットワークベンダーとして、PSIでは、生成AI時代のセキュリティは「速度に耐える運用設計」が中核になると考えます。単発の診断より、継続的に学習して改善できる仕組みが重要です。

具体的には、多層防御の考え方で、開発工程・運用工程の双方に検知と抑止を分散させます。ゼロトラストの前提で、侵入を想定した最小権限と分離を徹底します。

さらに、セグメンテーションで影響範囲を限定しつつ、脆弱性対応のリードタイムを短縮する体制を整えます。組織としての学習能力が、事業継続と信頼を左右します。

会社概要

社名:株式会社ピーエスアイ(PSI)
所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿5丁目5-3 建成新宿ビル4階
設立:1994年
TEL:03-3357-9980
FAX:03-5360-4488
URL:https://www.psi.co.jp
事業内容:サイバーセキュリティ製品の販売および導入支援、運用サポート、ITコンサルティング

報道関係者様からのお問合せ先

株式会社ピーエスアイ
広報担当:内藤
電話番号:(03)3357-9980
Eメールアドレス:psi-press@psi.co.jp