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2026年9月15日

株式会社ピーエスアイ

インストール時のファイル権限不備(CWE-276)で起こる端末内情報参照と権限昇格リスク

端末向け管理ツールにも潜む「ローカル起点」の脆弱性

脆弱性情報データベースにて、端末にインストールして利用する管理補助ツールに、インストール時の不適切なアクセス権設定(CWE-276)が報告されました

本件は主にローカル環境で悪用されるタイプですが、端末上の情報参照に加え、条件次第でSYSTEM権限で任意コードが実行される可能性があります。

外部侵入が前提でなくても、共有端末や複数ユーザ運用のPCでは影響が拡大しやすく、IT部門として優先的に確認したい論点です。

国内で注意喚起されたCVE-2026-4793の概要

公表情報によると、問題はアプリケーションのインストール時に作成されるファイルや関連リソースのアクセス権が適切に制御されない点にあります。

その結果、端末にアクセス可能なローカルユーザが、本来より広い権限でファイルへアクセスでき、設定情報やログの参照・改ざんにつながるおそれがあります。

さらに、環境によっては任意コード実行がSYSTEM権限に達する可能性があり、端末の乗っ取りやインストール処理の妨害に発展するリスクが指摘されています。

攻撃ベクタは主としてローカルで、物理的・論理的に端末へアクセスできる第三者、または同一端末の別ユーザが前提となる点が特徴です。

業務影響を抑えるために確認すべき更新と権限設計

まずはベンダが提供する修正版への更新が基本です。影響を受ける可能性がある旧バージョンが端末に残存していないか、配布パッケージを含めて棚卸しが必要です。

加えて、共有アカウントや不要なローカル管理者権限は、脆弱性悪用時の到達権限を押し上げます。最小権限の原則に沿って運用を再点検してください

共有端末やリモートデスクトップで共用される端末では、ユーザごとのアカウント分離、不要アカウント削除、画面ロックやストレージ暗号化なども併せて重要です。

設定ファイルやログには接続情報などの機微情報が含まれる場合があります。保管場所のアクセス制御やバックアップ運用も含め、平文残存を減らす設計を検討します。

まとめ

ネットワークベンダーとして、PSIでは、脆弱性対応を「更新適用」だけで完結させず、端末の権限境界と運用実態を同時に見直す多層防御を推奨します。

具体的には、最小権限、アカウント分離、セグメンテーションの考え方を組み合わせ、ローカル起点の悪用が横展開や権限昇格に直結しない構造を目指します。

また、脆弱性管理台帳と例外運用の記録を整備し、更新できない端末が恒久化しないよう、リスクベースで継続的に是正する運用が重要です。

出典: 参照元記事 / 参照日: 2026年8月17日

参考:公式情報・アドバイザリ

上記は本件に関連する公式セキュリティ情報です。詳細は各機関の公式サイトをご確認ください。

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URL:https://www.psi.co.jp
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