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2026年9月07日

株式会社ピーエスアイ

開発基盤の脆弱性更新が示すリスク:認証回避・権限昇格を防ぐ運用ポイント

開発基盤は「止まる」と「漏れる」が同時に起きやすい

近年、ソースコード管理やCI/CDなど、開発基盤を狙う攻撃が増えています。ここが侵害されると、社内の複数システムへ影響が連鎖しやすくなります。

特にセルフマネージドで運用する環境は、更新の遅れがそのまま攻撃余地になります。外部公開している場合は、探索やスキャンの対象になりやすい点に注意が必要です。

今回、国内の調整機関から、開発・運用基盤ソフトウェアの複数脆弱性に対する更新が案内されました。認証回避や権限昇格などにつながるおそれがあるとされています。

セルフマネージド環境で想定される攻撃シナリオ

案内によれば、修正対象には認証制御やアクセス制御の不備が含まれます。悪用されると、本来アクセスできない情報の閲覧や不正操作につながる可能性があります。

また、入力値の検証やフィルタリングの不備も挙げられており、条件次第では情報漏えいやサービス妨害(DoS)につながるリスクも否定できません。

影響はコミュニティ版とエンタープライズ版の双方に及び、クラウド提供側は修正済みとされています。一方で、オンプレミス等の自社運用は、該当する修正版への更新が必要です。

修正バージョンとして、19.1.1、19.0.3、18.11.6が示されています。CVE番号やCVSSは参照可能な情報だけでは特定できず、評価は各社で補完する必要があります。

更新だけで終わらせない、権限とログの実務チェック

第一に、稼働バージョンと公開範囲を確認し、該当する修正版へ速やかに更新します。外部公開している場合は、業務影響を調整してでも優先度を上げる判断が必要です。

第二に、権限設定とトークンの棚卸しを実施します。管理者、API、Project Access Tokensなどは便利な反面、過剰権限や放置トークンが侵害時の被害を増幅させます。

第三に、更新前後でログを確認し、侵害兆候の有無を点検します。サインインの不審な増加、権限変更、トークン発行、設定変更の痕跡は重点的に追うべきです。

加えて、リポジトリや設定、CI/CD周辺のバックアップと復旧手順を確認します。サービス妨害や不正改変が起きた際に、復旧速度が事業継続の差になります。

まとめ

ネットワークベンダーとして、PSIでは、開発基盤を重要資産として扱い、ゼロトラストの考え方で継続的に検証する運用を推奨します

脆弱性対応は「更新」で完結せず、権限最小化、ネットワーク分離、監視・ログの整備を組み合わせた多層防御が有効です。

特に外部公開の管理画面やAPIは攻撃面が広がりやすいため、到達経路を絞り、異常検知と復旧設計まで含めて平時から備えることが重要です。

会社概要

社名:株式会社ピーエスアイ(PSI)
所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿5丁目5-3 建成新宿ビル4階
設立:1994年
TEL:03-3357-9980
FAX:03-5360-4488
URL:https://www.psi.co.jp
事業内容:サイバーセキュリティ製品の販売および導入支援、運用サポート、ITコンサルティング

報道関係者様からのお問合せ先

株式会社ピーエスアイ
広報担当:内藤
電話番号:(03)3357-9980
Eメールアドレス:psi-press@psi.co.jp