PSI CyberSecurity Insight
2026年8月19日
株式会社ピーエスアイ
自治体のサイバー攻撃対応訓練に学ぶ、初動と連携で被害を抑える実務
住民サービスを支える自治体こそ「初動の型」が重要
国内の行政機関では、情報システムが住民サービスの基盤です。攻撃が起きると、窓口や業務継続に直結するため備えが欠かせません。
その備えの中心になるのが、インシデント対応の訓練です。技術対策だけでは埋めにくい、人や組織の動きのズレを平時に見つけられます。
特に初動は、機密性・完全性・可用性のいずれの観点でも影響が急拡大しやすい局面です。迷いなく動ける「型」を整えることが重要です。
国内自治体で行われた対応訓練の要点
国内の自治体で、サイバー攻撃を受けた状況を想定した対応訓練が実施され、自治体業務に関わる職員約40人が参加したと報じられました。
訓練では、発生直後の初動対応に加え、組織内の情報共有と連絡手順を確認しました。想定事案に沿って、状況判断と役割分担を整理しています。
インシデントでは、関係者を集めて方針を共有し、影響範囲の確認と封じ込めを進める流れが基本です。必要に応じ復旧、通知、事後検証までが求められます。

業務影響を最小化するための体制整備と訓練設計
自治体は多様な業務で多数のシステムを扱うため、影響範囲の把握が難しくなりがちです。だからこそ、連絡網と判断基準を事前に揃える必要があります。
初動で重要なのは、被害拡大の抑止を最優先にすることです。現場の独断で復旧操作を進める前に、指揮系統と証跡保全の観点で手順を統一します。
今回の報道で示された観点は、平時に整備しやすい実務項目です。例えば、次のような点を訓練で具体化すると、当日の迷いが減ります。
- 初動手順の確認:誰が、何を、どの順番で判断・実行するかを明文化しておく。
- 連絡・共有の徹底:関係部署と外部窓口への連絡経路、一次情報の集約方法を決めておく。
- 継続的な訓練:参加者やシナリオを変え、夜間・休日や委託先を含む想定も織り込む。
また、訓練は「できた/できない」だけで終わらせず、ボトルネックを改善する場にすることが肝要です。手順書の改訂や権限設計の見直しまでつなげます。
まとめ
ネットワークベンダーとして、PSIでは、インシデント対応は多層防御の一部として位置付け、技術と運用を一体で整える考え方を推奨します。
平時は、ゼロトラストの前提で権限とアクセス経路を見直し、ネットワークのセグメンテーションで影響の横展開を抑える設計が重要です。
加えて、初動の指揮命令系統、情報集約、封じ込め判断を反復訓練し、組織として同じ絵を見て動ける状態を作ることが被害最小化につながります。
会社概要
社名:株式会社ピーエスアイ(PSI)
所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿5丁目5-3 建成新宿ビル4階
設立:1994年
TEL:03-3357-9980
FAX:03-5360-4488
URL:https://www.psi.co.jp
事業内容:サイバーセキュリティ製品の販売および導入支援、運用サポート、ITコンサルティング
報道関係者様からのお問合せ先
株式会社ピーエスアイ
広報担当:内藤
電話番号:(03)3357-9980
Eメールアドレス:psi-press@psi.co.jp