PSI CyberSecurity Insight
2026年4月23日
株式会社ピーエスアイ
医療・行政分野で個人情報漏えいの恐れが示す初動対応と再発防止の要点
医療・行政を狙う攻撃が増える背景
近年、医療機関や行政分野を狙うサイバー攻撃が目立っています。個人情報を多く扱い、停止が許されない業務特性が狙われやすい要因です。
攻撃者は業務停止による混乱をてこに、身代金要求へ持ち込む傾向があります。暗号化に加え情報暴露を示唆する二重恐喝も一般化しています。
氏名や生年月日などは単体では換金性が低くても、他の漏えい情報と突合されると悪用可能性が高まります。本人らしさを補強できる点がリスクです。

国内の医療・行政領域で報じられた個人情報漏えいの恐れ
国内の自治体領域で、サイバー攻撃により約2万7000件の個人情報が漏えいしたおそれがあると報じられました。職員や入院患者などが対象に含まれています。
影響を受けた可能性がある情報は、氏名や生年月日といった基本属性です。これらはなりすましや標的型詐欺の材料となり、二次被害へつながり得ます。
報道で「漏えいのおそれ」と表現されるのは、侵入の痕跡があっても持ち出しの有無を断定しにくいためです。ログ分析やフォレンジックが不可欠になります。
二次被害を見据えた影響評価と実務的な対策
漏えいが確定していない段階でも、詐欺電話やフィッシングが増える可能性はあります。公的機関や病院を名乗る連絡は、真正性確認の手順を徹底すべきです。
組織側は、ゼロトラストの考え方で重要データへの経路を再設計します。端末の健全性確認、最小権限、多要素認証を前提にアクセスを絞り込みます。
また、ログの収集・保全が影響範囲特定の鍵になります。バックアップの3-2-1と復旧訓練、委託先を含むサプライチェーン管理も合わせて強化が必要です。
まとめ
ネットワークベンダーとして、PSIでは多層防御を前提に、侵入を完全にゼロにできない現実を踏まえた設計を推奨します。重要なのは侵入後の拡大を抑えることです。
具体的には、ゼロトラストの思想で認証と権限を見直し、セグメンテーションで横展開を抑止します。加えて、ログに基づく早期検知と封じ込めを重視します。
さらに、バックアップと復旧訓練、委託先を含む運用統制、インシデント対応計画の演習を平時から回すことが重要です。技術と運用を一体で整備する姿勢が鍵になります。
会社概要
社名:株式会社ピーエスアイ(PSI)
所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿5丁目5-3 建成新宿ビル4階
設立:1994年
TEL:03-3357-9980
FAX:03-5360-4488
URL:https://www.psi.co.jp
事業内容:サイバーセキュリティ製品の販売および導入支援、運用サポート、ITコンサルティング
報道関係者様からのお問合せ先
株式会社ピーエスアイ
広報担当:内藤
電話番号:(03)3357-9980
Eメールアドレス:psi-press@psi.co.jp