PSI CyberSecurity Insight
2026年4月21日
株式会社ピーエスアイ
中小企業のサイバー防御を最短で底上げする方法:アカウント乗っ取りとランサムウェアに備える
狙われるのは「高度な企業」ではなく「よくある隙」
中小企業を狙う攻撃は、高度な標的型に限りません。実際は、更新停止やパスワード使い回しなど、日常の隙が入口になります。
IT担当が兼務で、投資や運用が手薄になりやすい組織ほど、侵入後に横展開されやすい点がリスクです。被害は業務停止や詐欺に直結します。
重要なのは、完璧を目指して止まらないことです。被害確率と被害規模を下げる対策を、少人数でも回る形で先に積む発想が有効です。
中小企業で起きやすい侵入経路と「最小構成」の考え方
事故の起点は、メール添付の実行、なりすまし、漏えいパスワードの再利用、更新されない端末、クラウド設定ミスなどが代表例です。
攻撃者は「一番弱い入口」から入ります。まずは入口を減らし、侵入後に被害が広がりにくい状態へ寄せることが現実的な近道になります。
社内で説明しやすい最小構成としては、アカウント保護、更新の継続、メール事故の抑制、復旧力の確保、月次点検の仕組み化が柱です。
経営影響を抑えるために優先すべき対策と運用
最優先は多要素認証(MFA)です。情報やお金に直結するクラウドや業務SaaSから必須化し、管理者アカウントは日常利用と分離します。
次に、端末とソフトの自動更新を止めない設計が重要です。端末台帳を作り、更新状況や利用者を把握できるだけでも、穴の放置を減らせます。
さらに、請求書や振込先変更は二経路確認にするなど、メール起点の詐欺を起こしにくい運用へ寄せます。最後に世代管理付きバックアップと復旧テストで、止まっても戻れる状態を作ります。
まとめ
ネットワークベンダーとして、PSIでは、対策を「導入」ではなく「多層で回る状態」に落とすことを重視します。入口対策、権限管理、復旧の三点を揃える発想が基本です。
ゼロトラストの考え方に沿って、IDを起点に信頼を都度確認し、端末やネットワークは最小権限で分離します。侵入は起こり得る前提で、影響範囲を小さくします。
加えて、月1回の点検と初動手順の整備により、少人数でも継続運用が可能になります。小さく始めて確実に回し、段階的に成熟度を上げることが重要です。
会社概要
社名:株式会社ピーエスアイ(PSI)
所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿5丁目5-3 建成新宿ビル4階
設立:1994年
TEL:03-3357-9980
FAX:03-5360-4488
URL:https://www.psi.co.jp
事業内容:サイバーセキュリティ製品の販売および導入支援、運用サポート、ITコンサルティング
報道関係者様からのお問合せ先
株式会社ピーエスアイ
広報担当:内藤
電話番号:(03)3357-9980
Eメールアドレス:psi-press@psi.co.jp