PSI CyberSecurity Insight
2026年4月6日
株式会社ピーエスアイ
ホワイトハッカーの現場に学ぶ:侵入後対応のリアルと企業が整えるべき備え
サイバー攻撃は「発生」よりも「発見と初動」が差を生む
ランサムウェアやフィッシングは大企業だけでなく、中堅・中小にも及びます。侵入口が多様化した今、規模に関係なく備えが必要です。
番組系ニュースでは、攻撃に対峙するホワイトハッカー集団の動きが描かれます。派手な突破劇よりも、検知と復旧の実務が中心です。
企業にとって重要なのは「侵入させない」だけではありません。侵入後に何が起きるかを理解し、被害を限定する設計が問われます。
侵入は短く、潜伏は長い:攻撃者が使う手口の基本構造
多くの事案で共通するのは、侵入が短時間で成立する一方、発見が遅れる点です。資格情報が奪われると、正規利用に見えてしまいます。
攻撃者は正規ツールを悪用するLiving off the Landで横展開します。マルウェアが目立たない分、ログの相関分析が重要になります。
対応側は不審なログイン地域や大量操作、権限付与の痕跡を手掛かりにします。「次の一手」を仮説化し、先回りの遮断が鍵です。

企業が備えるべき現実的対策:ID・可視化・復旧力の3点セット
第一にID防御です。MFAは前提として、管理者アカウントの分離やレガシー認証の遮断など、運用まで含めた設計が求められます。
第二に資産とログの可視化です。外部公開資産やクラウド設定、委託先を棚卸しし、「誰が、いつ、どこから、何をしたか」を追える状態にします。
第三に復旧力の強化です。バックアップは改ざん耐性や別ID管理を含めて守り、復旧手順を演習しておくことで交渉リスクを下げられます。
まとめ
ネットワークベンダーとして、PSIでは侵入の有無に依存しない多層防御の考え方を重視します。入口対策と内部対策を分けずに設計する姿勢が重要です。
また、ゼロトラストの前提でID中心の統制と可視化を進め、異常の早期発見と封じ込めを可能にします。監視・運用は継続改善できる形が望まれます。
最後に、セグメンテーションと復旧計画を結び付け、業務停止を最小化する準備を整えます。平時の設計と訓練が、非常時の判断速度を支えます。
会社概要
社名:株式会社ピーエスアイ(PSI)
所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿5丁目5-3 建成新宿ビル4階
設立:1994年
TEL:03-3357-9980
FAX:03-5360-4488
URL:https://www.psi.co.jp
事業内容:サイバーセキュリティ製品の販売および導入支援、運用サポート、ITコンサルティング
報道関係者様からのお問合せ先
株式会社ピーエスアイ
広報担当:内藤
電話番号:(03)3357-9980
Eメールアドレス:psi-press@psi.co.jp