PSI CyberSecurity Insight
2026年2月25日
株式会社ピーエスアイ
生成AI悪用による「ディープフェイク音声詐欺」、経営層なりすましで不正送金を指示
導入
生成AI技術の進歩により、わずかな音声サンプルから本物そっくりの声を合成できるようになりました。攻撃者はこれを悪用し、企業の役員や取引先になりすまして電話をかけ、財務担当者に緊急の送金指示を出す「ディープフェイク音声詐欺」が急増しています。従来のメール型BEC攻撃とは異なり、リアルタイムの音声による心理的圧迫が特徴です。
詳細な説明
攻撃者は、SNSやインタビュー動画から標的となる経営層の声をAIに学習させ、「極秘案件」「今すぐ対応が必要」と切迫した口調で担当者に電話をかけます。聞き慣れた上司の声であるため、担当者は疑いを持たずに指示に従ってしまいます。最近では、Web会議ツール上で顔まで偽装する事例も確認されており、視覚・聴覚の両方を騙す高度な攻撃が展開されています。
影響と対策
一度騙されると巨額の金銭的被害に直結し、企業の信用失墜も避けられません。技術的な検知が困難なため、業務プロセスの改善が最優先です。「電話のみの指示では送金しない」というルールを徹底し、必ず公式な連絡先への折り返し確認を義務付けます。また、従業員向けに実際のディープフェイク音声を使った体験型教育を実施し、脅威の現実性を認識させることが重要です。
まとめ
「声」はもはや本人確認の確実な証拠ではありません。AI技術の悪用を前提とした多層的な承認フローと、アナログな確認作業の組み合わせが新たな防御の要となります。
会社概要
社名:株式会社ピーエスアイ(PSI)
所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿5丁目5-3 建成新宿ビル4階
設立:1994年
TEL:03-3357-9980
FAX:03-5360-4488
URL:https://www.psi.co.jp
事業内容:サイバーセキュリティ製品の販売および導入支援、運用サポート、ITコンサルティング
報道関係者様からのお問合せ先
株式会社ピーエスアイ
広報担当:内藤
電話番号:(03)3357-9980
Eメールアドレス:psi-press@psi.co.jp