ハンドヘルドWi-Fi・MPO多芯用マイクロスコープ
Viavi SolutionsFiberChek™ Sidewinder・FIT-FCSW-KIT2
FiberChek™ Sidewinder はオートフォーカスによる自動化サポートにて時短でき、IEC基準によるMPO多芯光ファイバの端面検査を自動判定で行うことができます。
- メーカー
- Viaviソリューションズ
- 製品名称/型番
- FC Sidewinder・FIT-FCSW-KIT2
- 寸法/重量
- 60 x 48 x 335 mm・550g
- 電 源
- 内蔵Li-ion バッテリー、USB充電対応
単心検査/MPO検査モード共通
低倍率 | 高倍率 | ||
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水平713µm | 垂直950µm | 水平356µm | 垂直475µm |
製品説明
FiberChek Sidewinder™は、MPOなどの多芯光ファイバのレセプタクル・コネクタ専用の業界初「オールインワン」ハンドヘルド型端面検査&分析自動化マイクロスコープです。Viaviソリューションズ社の最新FiberChekファミリに、業界をリードする信頼性とスピードで、MPOまたは他の多芯光ファイバ・コネクタのあらゆるファイバを検査および分析するための完全自動化ソリューションが搭載されています。
- 検査ワークフローの自動化
- 顧客に求められた端面の品質を提供可能
- 正確で迅速なテストパフォーマンスを保証する
- 12心MPOが約15秒、24心が約30秒で判定可能(最新FW2.0.1776.3236適用時)
- 2種類のMPOコネクタ(MTPおよぼMTP-APC)対応で、12x1,12x2,16x1,16x2などに対応しています。
FiberChek Sidewinder™ 仕様
モニタ表示部 | 37.75mm×50mm、対角線2.5インチ 有機ELタッチ・スクリーン・ディスプレイ 240×320ピクセル |
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搭載インターフェース | USB2.0(タイプC)コネクタ:充電用およびPC接続用 Wi-Fi(802.11g/2437MHz@6ch固定) TELEC工事認証あり[R:001-A08147] :PC/Mobileデバイス接続用 |
電源 | 内蔵Li-IONバッテリ(USB給電) |
連続使用時間 | 5時間 |
充電時間 | 2時間(USB電源 5V 2A最大) 8時間(USB電源 5V 0.5A最大) |
視野範囲 高倍率(単心表示モード) |
水平:356μm 垂直:475μm |
視野範囲 低倍率( |
水平:713μm 垂直:950μm |
ライブ・イメージ | 640×480ピクセル、10fps |
内蔵ストレージ | 4GB(マイクロSD):約3.3GBデータのストレージとして利用可能 |
USB電源アダプタ(ユニバーサル) | AC100~240V入力/DC5V 2A、PSE-JET |
カメラ・モジュール | 2560×1920、1/2.5インチCMOS、5メガピクセル |
自動インデックス | 32心までパン/スクロール可能(最大16心×2列) |
青色LED | 100,000+時間寿命 |
照明技術 | 同軸照明 |
認証 | CEマーク、EN/IEC61326、TELEC(WiFi/2.4GHzのみ) |
対応ソフトウェア | FiberChekPRO:Windows10,8.1,7,XP利用可能 32/64bit対応 FiberChekMOBILE:Android4.0以降またはiOS対応 |
ご存知ですか?MPOは超高速光ファイバケーブル(10G~400G伝送などに利用されていることを)
約幅3mm×高さ1mmの枠内に24心もの光ファイバが等間隔で並んでいるのが24MPOコネクタです。コネクタ接続時には、MPOでも同様に検査をしなくてはなりません。このメス側のコネクタである(上の写真左下はオスのピンありパッチコードですが)中継アダプタを介して、全ての光ファイバを検査できるのが、FiberChek Sidewinder(ファイバーチェック・サイドワインダー)です。
各ボタンや場所の機能説明
各ボタンは、操作するモードに応じて働きがそれぞれ異なります。大別すると、ライブ映像または判定後の静止画像表示時の時またはメニュー操作時の2つの動作モードがあります。
- 電源スイッチ(オン/オフ)
- ライブ映像または静止画像表示時:倍率切替、メニュー操作時:戻る
- ライブ映像または静止画像表示時:実行、メニュー操作時:選択
- ライブ映像または静止画像表示時:焦点の手動調整、メニュー操作時:上または下移動
- ライブ映像または静止画像表示時:左または右のファイバに移動する
- ライブ映像または静止画像表示時:左または右のファイバに移動する
- スピーカー:(判定結果を音で知らせることが出来る)合格時:Pin!Pin! 不合格時:Booo!
- USBタイプCインターフェース(標準ケーブル付属)
- ライブ映像または静止画像表示時:オートフォーカスまたは判定開始トリガー、メニュー操作時:ライブ映像に戻る
- カラータッチ・スクリーン ライブ映像または静止画像表示時:タッチするとメニューを表示
- 電源ランプでステータスを表示(緑:電源オン、橙:動作中、赤:バッテリ残量低下)
- FCPTシリーズTip(端面検査Tip)
対応するMPOコネクタ種類
FIT-FCSW-KIT2に標準で付属しているコネクタは、一般的にマルチモードMPO(PC/SPC研磨)向けのFCPT-MTPと、同じくシングルモードMPO(APC斜め研磨)向けのFCPT-MTPAが同梱されています。
標準的な検査手順
タッチカラー・スクリーンは天地表示を変更することができますが、ここでの標準的な検査手順では、通常の「Standard」表示状態を基にして説明しております。また、FW ver2.0.1776.3236適用時であれば日本語にも対応しておりますが、ここではEnglish(US)を選択したメニューでの操作となっております。
なお、1つの手順は約1~3秒です。
- 手順1:光ファイバに適合する検査Tipを取り付け、チップにあるキーが上にあることを確認する。(デフォルト設定は上でああり、この場合は右側から1番目のファイバとなる)
- 手順2:画面を軽くタッチしてメニューを表示する。最初に表示される「CONNECTOR SETUP」メニューにタッチすると、判定基準プロファイル選択の画面になります。ここでは、MPO-MMFのため、メニュー操作を行い、のプロファイルを選択しています。
- 手順3:コネクタ定義を選択する。ここでは24心のため、12x2を選択している。
- 手順4:次に「Select TIP」を選択する。コネクタに最適な明るさの定義を選択する。デフォルトで3種類の多芯用設定1~3があり、ここでは1を選択している。
- 手順5:背面にあるボタン(判定トリガー)を1回押すと、ライブ画面に戻りますので、検査対象物24心MPO-MMFのメスコネクタに、Sidewinderに取り付けたTipを奥まで挿入し、本体の保持する。(動かさない)最初はピントの合っていない。
- 手順6:判定トリガーをもう1度長押しすると、数秒後にピントが合い、、続いて判定が開始されます。約30秒間動かさないで、保持しておくこと。
- 手順7:判定結果が表示されます。合格の場合、が3秒間表示されます。
- 手順8:のように判定結果一覧として、1心ずつ1番から表示されます。画面の矢印にタッチするか、またはのボタンで自在に静止画を移動できます。1心でも判定に不合格がある場合は、の画面のようになり、画面の下にある「NEXT FAIL」にタッチすることで、不合格となったファイバを表示することが出来ます。
- 手順9:のボタンで判定結果が保存されます。判定結果には、(ここでは24心)の高倍率静止画像と汚れや傷を検出した場合はそれらの情報が付与されます。WindowsPCまたはAndroid/iOSデバイスで接続し、インポートすることで判定結果レポートをPDFまたはhtmlファイル形式で取得することが出来ます。
判定レポート例(多芯標準レポート形式PDF)
判定レポート・サンプル1:HTML版 判定レポート・サンプル2:MM-MPO
判定レポート・サンプル3:SM-MPO
FiberChek Sidewinderの内蔵ストレージには、約3.3GBの容量があり、このうちファームウェア容量は50MB程度、24心MPO合格の場合で汚れが多いとサイズ増加しますが、最大5MB程度のデータが生成されますので、単純計算で24心MPOコネクタの650個分の判定結果を保存することが出来ます。(15,600心分)
レポート・サンプルを上記よりダウンロードできますのでご覧下さい。
iPadまたはAndroidデバイスをリモコンとして、目視検査または自動判定レポート生成をすることが可能
Windows用のFiberChekPROソフトウェアならびに、Android/iOSそれぞれに対応したFiberChekMOBILEソフトウェアは、それぞれライセンス無しにて無償で提供されます。インターフェースは英語・日本語だけでなく、マルチランゲージに対応し、各国語の判定レポートも生成することができます。
FiberChek Sidewinder™ ・オーダー情報
製品番号 | 構成内容 |
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FIT-FCSW-KIT1 | FiberChek Sidewinder本体WiFi搭載モデル、キャリングバッグ、Tipケース、FCPP-OLA-1、FCPT-UFBPT, FBPP-BAP1 |
FIT-FCSW-KIT1-NW | FiberChek Sidewinder本体WiFi無しモデル、キャリングバッグ、Tipケース、FCPP-OLA-1、FCPT-UFBPT, FBPP-BAP1 |
FIT-FCSW-KIT2-PSi | FiberChek Sidewinder本体WiFi搭載モデル、キャリングバッグ、Tipケース、FCPP-OLA-1、FCPT-MTP、FCPT-MTPA、FCPT-MTP-COUPLER、FCPT-UFBPT, FBPP-BAP1 |
FIT-FCSW-KIT2-S | FiberChek Sidewinder本体WiFi搭載モデル、キャリングバッグ、Tipケース、FCPP-OLA-1、FCPT-MTP、FCPT-MTPA、FCPT-MTP-COUPLER、FCPT-UFBPT, FBPP-BAP1、FBPT-SC、FBPT-LC |
FCPT-MTP | MTP(PC/SPC研磨)バルクヘッド :FC Sidewinder専用Tip |
FCPT-MTPA | MTP-APCバルクヘッド :FC Sidewinder専用Tip |
FCPT-MTP-COUPLER | MTPパッチコードのJJ中継アダプタ(金属製) |
FCPP-OLA-1 | MTP対物レンズ・アセンブリ :FC Sidewinder専用 |
FCPT-UFBPT | FBPTシリーズTip用中継アダプタ :FC Sidewinder専用 |
FCPP-SCASE4 | FC Sidewinder向けキャリング・バッグ |
FBPP-GC6 | Tip/アダプタ収納ケース(透明プラケース) |
- FCPP-OLA-1は、MTPコネクタ検査用の対物レンズのみになります。これ以外にFCPT-MTPかまたはFCPT-MTPAなどの検査Tipが別途必要であることを意味します。
- FCPP-UFBPTは、FBPTシリーズの単心用Tipを利用可能かするための中継アダプタで、FCPP-OLA-1とは異なるアセンブリを取り付けた上に付けるものです。FBPP-BAP1が取り付けられるようになります。