光ファイバ端面検査の重要性

 

INSPECT BEFORE YOU CONNECT(SM) 「接続前の検査は重要です」

HD3ディスプレイ検査例

光ファイバ・ネットワークにおける障害原因のNo.1は汚れです。

  • 塵埃のひとつの粒子が光ファイバのコアに付着し、重大な後方反射の原因となり光パワーの挿入損失になります。更に端面にキズを付け機器に損害を与えることがあります。
  • 光ファイバー・コネクタの視覚よる点検は、光ファイバ・コネクタを接続する前に、端面に埃や汚れが無く本当にきれいかどうか確認する唯一の方法です。
VIAVIビデオ光ファイバ端面検査プローブとハンドヘルド・ディスプレイ・システムは迅速かつ容易にコネクタ端面の検査がおこなえます。そして、それは最終的に信号損失を最小にして、テスト条件を最適化します。VIAVI FBPシリーズ・ビデオプローブは、デジタルまたはアナログで一つまたは2つの倍率(200/400X)のタイプがあり、メス型(バルクヘッド、レセ側)とオス型(パッチコード)コネクタを検査するためにハイパフォーマンスなハンドヘルド・マイクロスコープは設計されました。プローブ・マイクロスコープは、USBコンバータ・モジュールと組み合わせることで、PCやノートPCを利用してコネクタを調べることができます。どんなアプリケーションの要求にも応ずることができる様広範囲に設定が可能なソリューションを提供します。

VIAVIの精密なステンレス鋼光ファイバ検査Tipとアダプタは、一貫して正確な検査を行うために慎重に製作されています。これらの検査用Tipは交換可能で、ネットワークのあらゆるコネクタとアプリケーション・インターフェースを対象に調査ができるように、ユニークな光学アーキティクチャーで設計されています。

INSPECT BEFORE YOU CONNECT(SM)接続前の検査 光ファイバ接続の正しい手順

簡単だが重要な手順

光ファイバ・コネクタを接続する前にシンプルながら重要な端面検査とクリーニングの手順を取入れることで、信号劣化による障害や機器損害の防止ができます。

事前検査のメリット

  • ネットワークのダウン時間の短縮
  • トラブルシューティングの短縮
  • 信号パフォーマンスの最適化、ネットワーク障害の予防
 
 

正しい光ファイバの接続

清潔な光ファイバの接続

それは、効率的な光ファイバ接続を達成するために、きわめて重大な3つの基本原則があります。

  • 完全なコアの芯合わせ
  • 物理的な接触
  • 清潔なコネクタ・インターフェース


今日のコネクタ設計と製造技術で、”完全なコアの芯合わせ”と”物理的な接触”の問題は解決しています。残っている問題は、”清潔なコネクタ・インターフェース”を維持しなければならないことです。光ファイバ 障害の原因は汚れであることが明白になっています。

光ファイバ接続には、2つの理由があります:

  • システムの光経路(TxからRx)を接続することです。 コネクタは光ネットワークで至る所で広範囲に使われています。コネクタによって、ネットワーク構成と供給サービスの変更が行えます。光の経路内に汚れが存在すると、システム効率が低下し動作が不安定になったり障害が発生することがあります。常に検査することが重要、接続する前に必要であれば光ポートと光ケーブルのクリーニングを行ってください。
  • テスト装置をシステムの一部と接続しての試験 テスト装置は、テスト光ケーブルによりネットワークの重要部分と頻繁に接続したり取り外したりされます。しばしば、ネットワークの各々のポートを系統的に接続しテストされます。この試験作業中にテスト・ケーブルを接続する際にネットワークの光ファイバ・コネクタへ汚れとダメージ(端面に傷を付ける)を与えることが多く発生しているようです。もしテストで汚れると、その汚れによる障害がネットワークの多くの部分に広がり影響を与えます。 常に検査することが重要、必要であれば接続する前に光ポートとテスト光ケーブルのクリーニングを行ってください。
 

光ファイバ端面は汚れていませんか?


汚れの要因は何処にでもあります。一般的な塵埃の粒子の大きさは直径2〜15μmの直径です。そして、この微細な破片が信号パフォーマンスに大きく影響を及ぼしましたり、光ファイバ端面にキズを付けたりします。 フィールドでの障害は、ほとんどが光ファイバの汚れに起因しており、多くのコネクタは、障害が検出されるまで検査されていません。障害が発生したコネクタは既に汚れによる傷が付いているものが多数あります。

ゾーンと受入基準
ゾーンは、コネクタ端面を同心円で領域を特定したものです。中心のゾーンは、外のゾーンより汚れの影響を大きく受けます。受入基準は、各々のゾーンごとの汚れや傷の大きさにより決定されます。

汚れの評価手順
  • 光ファイバ端面上の粒子や汚れを数えて測定します。
  • オーバレイを利用して4つの光ファイバ・ゾーンごとに存在する各々の粒子の数とサイズを測定して光ファイバ端面の汚れを評価します。  
    注意:多くの場合、ゾーンCでは汚れの数や大きさには制限がありません。
  • もし受入れ可能ならば、触らずに接続してください。
  • もし、受入れることが出来なければ、クリーニングしてください。
ゾーン・オーバレイ
同心円ゾーンの説明
  • A:コア・ゾーン
  • B:クラッド・ゾーン
  • C:エポキシ・ゾーン
  • D:フェルール・ゾーン

IEC受入基準

シングルモード・コネクタ
ゾーン名スクラッチ(ひっかき傷)欠陥
A.コア・ゾーン(0〜25µm)無いこと無いこと
B.クラッド・ゾーン(25〜120µm)<=3µmのものは制限無し
>=3µmのものは無いこと
<2µmのものは制限無し
2〜5µmのものは5個迄
>5µmのものは無いこと
C.接着部(120〜130µm)制限無し制限無し
D.コンタクト・ゾーン(130〜250µm)制限無し>=10µmのものは無いこと


マルチモード・コネクタ
ゾーン名スクラッチ(ひっかき傷)欠陥
A.コア・ゾーン(0〜65µm)<=5µmのものは制限無し
>=5µmのものは無いこと
<=5µmのものは4個迄
>=5µmのものは無いこと
B.クラッド・ゾーン(65〜120µm)<=5µmのものは制限無し
>=5µmのものは無いこと
<2µmのものは制限無し
2〜5µmのものは5個迄
>5µmのものは無いこと
C.接着部(120〜130µm)制限無し制限無し
D.コンタクト・ゾーン(130〜250µm)制限無し>=10µmのものは無いこと
バルクヘッド(レセプタクル)
  • 1)検査するバルクヘッドに適合する Tipを選択してプローブへ取付けてください。一般的なパッチコード1.25mmまたは2.5mmである場合、Universal(ユニバーサル)タイプのTipを使用します。
  • 2)パッチコードのフェルールを プローブのTipへ挿入してください。
  • 3)きれいなのか汚れているのかを画像で判定してください。(同様の手順で自動判定できるデジタル・プローブもあります)
  • 4)もし、きれいであるならば、決して端面に触らずに光ファイバ・コネクタを接続してください。
  • 5)もし、汚れていれば、クリーニングが必要です。クリーニングしてください。
 
ゾーン・オーバレイ
LCバルクヘッド側の検査


パッチコード
  • 1)検査するパッチコードに適合する Tipを選択してプローブへ取付けてください。
  • 2)バルクヘッドのコネクタへプローブのTipを挿入してください。
  • 3)きれいなのか汚れているのかを画像で判定してください。(同様の手順で自動判定できるデジタル・プローブもあります)
  • 4)もし、きれいであるならば、決して端面に触らずに光ファイバ・コネクタを接続してください。
  • 5)もし、汚れていれば、クリーニングが必要です。クリーニングしてください。
 
spacer
LCパッチコード側の検査

端面画像の例 (以下画像クリックで拡大表示します)

きれいな端面(x400) フェルールが汚れている(x400) 指に触れてしまった端面(x200)

※1:中央の画像ようにフェルールのみが汚れている場合、コネクタ接続に多大な影響はありませんが、厳密にはコネクタの接合部に異物によるナノ単位隙間が生じるため、少数点以下の光の減衰が起こるでしょう。市販されている綿棒やクリーナーではフェルールに付着している汚れを除去できないものが多いですが、VIAVI社のクリーンブラストではフェルールに付着したしつこい汚れや粒子も除去することが可能です。

※2:右端の画像はひどく汚れていますが、洗ったばかりの手指で一瞬だけ触れてしまった端面の画像です。ここまで汚れていますと、10km以上のシングルモードの場合は確実にビットエラーが起こります。また、汚れた端面に接合する端面も同じく汚してしまいます。汚れているまま何度も使用していると、汚れが接合面上で傷を形成し、永久的に使用不可能となってしまいます。

 

MTPやMTP-APCなどの多芯光ファイバの検査方法


特許のX軸 & Y軸パニング・ノブ
VIAVI社の特許であるパニング・ノブを持つRibbonDrive™ Tipで多芯光ファイバをX軸とY軸をパニングしながら(場所を変更して)それぞれのファイバ端面の検査することができます。
MTPコネクタの上でX軸方向とY軸方向に移動可能
RibbonDrive TIPを取付ける/バルクヘッド用とパッチコード専用の2種類がある
Y軸パニング・ノブは、多芯光ファイバの端面を業界で唯一検査することができるものです。光ファイバの上下 列への移動と水平配列の確認が簡単にでき検査作業効率あげることができます。そして、コネクタ上の全ての光ファイバの端面を目視による検査ができます。

多芯バルクヘッドの検査

検査Tipを取付けます

1.右の写真ではプローブにFBPT-MTPA-L Tipを取付ます。
(MTPコネクタ・斜め研磨・ロングサイズ・バルクヘッド用)
プローブに多芯バルクヘッド用TIPを取付ける

パニング&端面検査

2.検査するバルクヘッドにスコープを挿入します。
3.プローブのフォーカス調整ダイヤルを回転して、ディスプレイ上で端面画像の焦点を合わせます。
4.X軸とY軸パニング・ノブを回して、それぞれの端面を見て検査してください。
5.きれいなのか汚れているのかを見極めてください。
  • もし、光ファイバ端面配列が汚れていなければ、端面に触らずに、接続してください。
  • もし、一つでも光ファイバの端面が汚れていればクリーニングをしてください。
多芯コネクタにセットして、パニングしながら1つずつ検査する
左:X軸パニング・ビュー(低倍率)と右:Y軸パニング・ビュー(低倍率)
MTP/PC端面のキャプチャ画像

多芯パッチコードの検査

検査Tipを取付けます

1. パッチコード・アダプタの取付けについて(AまたはB)
A.プローブにバレル・アッセンブリ(FBPP-BAP1)とフレア・アダプタ(FBPT-UFMA)を取付け、適切なパッチコード・アダプタを付けてください。(ここではFMA-MTPA)
B.プローブに検査 Tip(FBPT-MTPA-L)とパッチコード用マッチング・アダプタを取付けてください。
プローブに多芯バルクヘッド用TIPを取付ける

パニング&端面検査

2.アダプタにパッチコードを挿入してください。
3.プローブのフォーカス調整ダイヤルを回転して、ディスプレイ上で端面画像の焦点を合わせます。
4.X軸とY軸パニング・ノブを回して、それぞれの端面を見て検査してください。
5.きれいなのか汚れているのかを見極めてください。
  • もし、光ファイバ端面配列が汚れていなければ、端面に触らずに、接続してください。
  • もし、一つでも光ファイバの端面が汚れていればクリーニングをしてください。
多芯パッチコード/バルクヘッド(レセ側)のクリーニングには、RBCクリーナーが便利です。
多芯コネクタにセットして、パニングしながら1つずつ検査する多芯コネクタにセットして、パニングしながら1つずつ検査する

ページ先頭に戻る